柳町で商う人々Persons of YANAGIMACHI
- 仕事ってなんだ?
- 01 ものづくりカフェ こねくり家
- 02 ハレノヒ柳町フォトスタジオ / 笠原 徹
- 03 和紅茶専門店 紅葉 / 岡本 啓
- 04 鍋島緞通 織ものがたり / 木下 真
- 05 megumi / 森 恵美
- 06 minade / 江口 昌紀
- 07 よそほひ処 二葉 / 荒川 国子
- 08 ステンドグラス工房 グラスパレット / 西村 尚子
- 09 くみひも屋 絆 / 池田 ノリ
- 10 ブルームーン / 江副 由美子
仕事ってなんだ?
事業規模も考え方も多様
それぞれの仕事のあり方
仕事というのは、人生だと思います。365日、1年間で私たちはどれだけの仕事をしなければいけないのでしょうか?週休2日として7分の5は仕事です。どうせ仕事をやるなら、楽しくやった方がいいと思います。さて、この章では、旧森永家・旧久富家に入居する方々の主な仕事とサービスを、はじめの4ページで分かりやすく解説し、残りのページはロングインタビューを載せています。表のわかりやすい仕事の部分というのは、やはり経営者の方や、そこで働いている人の考え方に裏打ちされている部分も多く、普段はそう見えるものではありません。インタビューという形式をとったのは、僕らがインタビューをして体験した臨場感を、読む方々に疑似体験して欲しかったからです。なるべく、この柳町で商いをする人々の個性を消さないようなカタチで、世間話から仕事の話、なぜその仕事をすることになったのか?など様々なことを聞いてみました。インタビューを書き起こしてみると面白いものです。早口の人もいれば、訥々と話す人もいます。しゃべることが上手な人もいれば、あまり上手ではない人もいる。それでいいんだと思います。そういう人達が、同じエリア、同じ建物で商いをしているということが何か楽しいことなんじゃないかと思うのです。仕事の規模も様々です。ものづくりカフェ「こねくり家」を運営するEWMさんは50人ほどのしっかりした会社です。対して、旧久富家の2階に入居する方々は、今まで趣味でやっていたけど、独立してオープンな場所で仕事を開始した人や、新規事業として入居した方など、どちらかというと小さい個人事業者です。入居者同士は「柳町のれん会」という町内会を結成して、町をどうしていくか、集まって話し合いをしたりすることはありますが、それぞれがどういうルーツで仕事を始めたのか?どういう想いがあってこの柳町という場所で仕事をスタートさせたのか?というのは中々聞きづらいものです。この本は内部の情報共有としても利用できるのと、外部の方にとっても、自分の仕事や生活にとって参考になる部分は大いにあるのではないかと思います。